[メイン] GM : 掲げた正義を、身内のために降りるってのは
そいつァ、悪いことなのか?
どんなに汚れても、守りてェもん守るためにやってんだ

DX『Definition of The Word』

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : opening『Hello, "Overed"』 登場:全員

[メイン] フロストリーフ : 33+1d10 登場/リザレクト (33+1D10) > 33+4[4] > 37

[メイン] DIYUSI : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+1[1] > 43

[メイン] system : [ フロストリーフ ] 侵蝕率 : 33 → 37

[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 42 → 43

[メイン] 海咲野くくる : 40+1d10 登場/リザレクト (40+1D10) > 40+10[10] > 50

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] 侵蝕率 : 40 → 50

[メイン] ストリテラ : 31+1d10 登場/リザレクト (31+1D10) > 31+9[9] > 40

[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 31 → 40

[メイン] 胡蝶しのぶ : 0+1d10 登場/リザレクト (0+1D10) > 0+7[7] > 7

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] メイプルトリック :  

[メイン] メイプルトリック : ─────というわけでみんなには、任務に挑んでもらうよ。

[メイン] メイプルトリック : おっと、私はみんなの連絡員を担当するメイプルトリックだよ
よろしくー

[メイン] メイプルトリック : そんなわけで、みんなにはこれから橋本製鉄工場……
ああ、今は廃工場になってるんだけど
そこに向かってもらうよ。

[メイン] メイプルトリック : そこで《ワーディング》反応が観測されたんだ。
人が立ち入る場所じゃないかもだけど、まぁそれでも
もしかしたら非オーヴァードがいるかもだし、それに

[メイン] メイプルトリック : 未確認オーヴァードの覚醒だとしたら、もちろんUGNの理念に乗っ取って
ちゃーんと、保護をしなくちゃだし
ジャームだとしたら……まぁ、そういう対応をっていう感じで、ね。

[メイン] メイプルトリック : ちなみに、『スレイヤーズ』っていう、FHセルの動きが最近活発的でね
もしかしたら、今回の《ワーディング》反応に関わってるかもしれないから
そこらへんも留意しつつ、動いてねーっと

[メイン] メイプルトリック : 質問は無いよね?それじゃあ、れっつらごー!

[メイン] メイプルトリック :  

[メイン] メイプルトリック :  

[メイン] GM : そうしてあなた達は、任務に向かうこととなる。
このままメインタブ、メイン2タブに別れ、情報収集を行うこと。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン2] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 43 → 46

[メイン] 海咲野くくる : middle「廃工場で調べごと」登場:任意

[メイン2] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 40 → 44

[メイン] 海咲野くくる : 50+1d10 登場/リザレクト (50+1D10) > 50+4[4] > 54

[メイン] フロストリーフ : 37+1d10 登場/リザレクト (37+1D10) > 37+4[4] > 41

[メイン] system : [ フロストリーフ ] 侵蝕率 : 37 → 41

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] 侵蝕率 : 50 → 54

[メイン] 海咲野くくる :

[メイン] 海咲野くくる :

[メイン] 海咲野くくる :

[メイン] 海咲野くくる : そういうわけで、廃工場に来たのだった

[メイン] 海咲野くくる : なかなか素早いミーティングだったけど…それなりに救急の案件なのかも?
そんなことを考え、気を付けながら

[メイン] 海咲野くくる : 廃工場……元は製鉄場だったらしい……に来たのだけど

[メイン] 海咲野くくる : 「人、いないねー…」

[メイン] 海咲野くくる : 廃工場は、廃工場。

[メイン] 海咲野くくる : ボロボロの壁と床、残された機材
とりあえず見まわしてわかるのはそんなもの

[メイン] 海咲野くくる : 「こんなところでワーディング反応…未確認のオーヴァード…の可能性は低く感じるな~…」

[メイン] 海咲野くくる : だって、人来なさそうなんだもん

[メイン] フロストリーフ : そうして話しかけらた声が反響している。確かに人の気配…
どころか生き物の気配が無いのを耳で感じた

[メイン] フロストリーフ : 「事前情報通りだな。FHセルの根城になっていて、袋叩きにならなかったことを喜ぼう」

[メイン] 海咲野くくる : 「そうだね、そこは良かった!……私だけだったらなにも考えずに突撃してたかもだから…なおさら…」

[メイン] 海咲野くくる : まっすぐ過ぎて曲がれないことがあるのが海咲野くくるである

[メイン] フロストリーフ : 「……とはいえ……人の行動理由は様々だ。
 突然覚醒した者が、今までとは違う自分に戸惑って人気のない場所に逃げ込む……そんなのはいくらでも考えられる話。」

[メイン] 海咲野くくる : 「確かに…私も最初はすごい戸惑ったからなぁ…」
遠い目をする

[メイン] フロストリーフ : 「ふむ……」
顔をじろっと見る。

[メイン] フロストリーフ : 「確かに、そんな顔をしてる」

[メイン] 海咲野くくる : 「……どういう顔?」
ぽかんとした顔をして

[メイン] フロストリーフ : 「ずっと日常でのほほんとしてたような顔だ。」

[メイン] フロストリーフ : 今もぽかんしてるし。
一応任務中だぞ。

[メイン] 海咲野くくる : 「むぅ……それはその通りだけど~」
頬を膨らませ

[メイン] フロストリーフ : 「ふう……悪いとは言ってない。」

[メイン] フロストリーフ : 「私には今も、分かりかねる部分があるところだからな……
 大事にしてほしい」

[メイン] 海咲野くくる : 「まあ…そういうのの大切さってのは、なんとなくわかってきたし…」

[メイン] フロストリーフ : 資料を読んでいたら分かるかもしれないが、フロストリーフは幼少期をFHチルドレンとして生きてきた。
日常が肌に分かるようになったのも最近のことだった。

[メイン] 海咲野くくる : 「うん、大事にするのです!」
悪いと言われてないとわかってニッコリ笑顔

[メイン] フロストリーフ : 小さく笑みを漏らす

[メイン] フロストリーフ : 「では、プランクトン。そろそろ本格的に調査に取り掛かろう。
 話は終わった後でゆっくりにでも。」

[メイン] 海咲野くくる : 「そ、そうだった…任務中、任務中……」
頬をぱちぱちと叩いて

[メイン] 海咲野くくる : 「了解であります!頑張って調べよう!」

[メイン] 海咲野くくる : 元気よく調査に取り掛かるのだった

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] フロストリーフ : じゃあ、情報判定をする
情報:UGNで廃工場のワーディング反応について

[メイン] GM : 現場だし6

[メイン] フロストリーフ : 2dx+3>=6 大丈夫でしょ (2DX10+3>=6) > 9[1,9]+3 > 12 > 成功

[メイン] GM :

[メイン] GM : ・廃工場のワーディング反応について
あなた達がもう少し歩いた先で観測されている。
また、その《ワーディング》のレネゲイド濃度は120%となっている。
即ち、この《ワーディング》を放ったオーヴァード、或いはジャームは、侵蝕率120%にあることが予測される。
そして、この《ワーディング》は廃工場内のみに展開されたものであり、放たれた回数も1回。
あなた達が廃工場内を探索したように、この場には"日常"が無いため、それを損するものではないが、高いレネゲイド体がこの先に存在することは確かだろう。
そして、この《ワーディング》反応には、バロールのシンドローム成分が含まれている。

[メイン] GM :  

[メイン] 海咲野くくる :

[メイン] 海咲野くくる : 情報:UGNで「ここで他になにか起きたのか」を情報収集!

[メイン] GM : 現場なので6~~~~~~~

[メイン] 海咲野くくる : うわ!

[メイン] 海咲野くくる : (2+0)dx 〈情報:UGN〉 (2DX10) > 4[4,4] > 4

[メイン] 海咲野くくる : 🌈

[メイン] GM : 財産を使いなされ

[メイン] 海咲野くくる : そうだね
財産点2消費して6にするよ

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] 財産P : 4 → 2

[メイン] GM : ワカッタ

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・ここで他になにか起きたのか
《ワーディング》反応直前、二人の男女がこの廃工場へ入ったという目撃情報があった。
男の方は40代、サングラスと無精ひげが特徴的で
女の方は10代、まっさらな黒髪が特徴的であった。
また、10代の少女を、40代の男性が背負う形で、何か急いでいるような、そんな様子で駆け入っていったという情報もある。

[メイン] GM :  

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる : 「……なるほど、こんな感じかぁ」
今までの情報をメモしながら

[メイン] 海咲野くくる : 「うーん…あまりいい予感はしないけど…」

[メイン] 海咲野くくる : 浸食率120%…目撃情報のある二人…

[メイン2] system : [ 胡蝶しのぶ ] 侵蝕率 : 36 → 40

[メイン] フロストリーフ : 「そうだな。何かが起きている」
廃工場の薄暗い闇に目を向ける

[メイン] フロストリーフ : 「この先で。」

[メイン] 海咲野くくる : 「うん…」
釣られるように目を向けて

[メイン] 海咲野くくる : 「問題は……この2人がどう関係しているか、だね」

[メイン] 海咲野くくる : 「帰ったという目撃情報はなくて、ここにもいない…」
と、なると…巻き込まれた可能性はかなり高く

[メイン] 海咲野くくる : 最悪の場合は…

[メイン] フロストリーフ : 「意外にナイーブなんだな?」
先ほどと打って変わって、暗い様子を見せだしたのを見て

[メイン] 海咲野くくる : 「そうかも…でもだって、同い年くらいの子が担がれてここに来てたっていうし」

[メイン] 海咲野くくる : そもそも、目撃されたときの状態から不安になるもので

[メイン] 海咲野くくる : 「なにかあったんだとしたら、心配にもなるじゃん?」

[メイン] 海咲野くくる : ナイーブというよりは、共感性が高すぎるきらいがあった

[メイン] フロストリーフ : 「……フフ……」
つい、小さな笑いが漏れる

[メイン] フロストリーフ : 「長く荒事に身を投じていると、目の前のことに一喜一憂できる…そんな感覚は薄れる。
 こうして目の前にすると、眩しく見えるな」

[メイン] 海咲野くくる : 「えっ…そうかな?」
眩しく見える、というのはちょっと悲しく感じた

[メイン] 海咲野くくる : だって、それじゃあフロストリーフは…

[メイン] 海咲野くくる : 「…うん」
小さく、一人で頷くと

[メイン] 海咲野くくる : 「よし!二人のことが心配だし、急いで探そっか!」
いつもより何やら張り切って

[メイン] フロストリーフ : 「……?」

[メイン] フロストリーフ : 今、もしかして私にも悲しんでくれでもしたのだろうか
だとすれば底抜けだな……フフ

[メイン] 海咲野くくる : 眩しく見えるというのなら、眩しさで彼女を包んであげられれば…
お節介かもしれないけど、今日はそうすると心に決めた

[メイン] フロストリーフ : ひとまず。何故か気力を取り戻してくれたようでもある。

[メイン] フロストリーフ : 「分かった、進もう。くれぐれも気を付けてくれ」
プランクトンが前に出たら不安だという気持ちで、普段より少しだけ足が前に出た

[メイン] 海咲野くくる : 「はーい!」
元気よく答え、フロストリーフに続いて進んでいった

[メイン] フロストリーフ : 彼女はまるで夏の海のように、きらめく優しい水。
私は氷だ。冷たく、触れたものを凍えさせるだけ。

[メイン] フロストリーフ : 氷に出来るのは、暖かな水が凍らないように一人で冷たくいること。
せめて、今回の任務では少しでも彼女の負担を取り除ければいい。
お節介かもしれないけど、今日はそうすると心に決めた。

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : trigger『Dark in the Dark』 登場:任意

[メイン] 海咲野くくる : 54+1d10 登場/リザレクト (54+1D10) > 54+10[10] > 64

[メイン] フロストリーフ : 41+1d10 登場/リザレクト (41+1D10) > 41+1[1] > 42

[メイン] system : [ フロストリーフ ] 侵蝕率 : 41 → 42

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] 侵蝕率 : 54 → 64

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────そうしてあなた達が奥へと進むと。

[メイン] ポーラベア : 廃工場の壁に凭れ掛かる、銃を持ったサングラスの男と

[メイン] 黒髪女 : 黒髪の少女が、どこかその目は移ろで、口も半開きになっており。

[メイン] GM : RC判定とか知識:レネゲイド判定とか、難易度8

[メイン] フロストリーフ : RC判定で行こう

[メイン] フロストリーフ : 2dx+1>=8 (2DX10+1>=8) > 9[5,9]+1 > 10 > 成功

[メイン] 海咲野くくる : 私もRCで

[メイン] 海咲野くくる : (3+1)dx+12 【精神】 (4DX10+12) > 9[1,4,6,9]+12 > 21

[メイン] GM : フロストリーフとくくるは、感じるだろう。

[メイン] GM : サングラスの男が、黒髪の少女に手を添え
そして、強大なエフェクトを行使していることを。

[メイン] GM : これは、バロールシンドロームである。
少女の周りだけ、時間の流れがゆっくりになっていた。

[メイン] GM : そして遠くからも見えるだろう、サングラスの男は
長時間そのエフェクトを使い続けているためなのかどうか
汗を滲ませ、その度に自身の袖で荒っぽく拭いていた。

[メイン] フロストリーフ : 廃工場の奥に見えた人影。
冷たく警戒を強め、更に奥に足を踏み出す。

[メイン] 海咲野くくる : 「あ、あれは…!」

[メイン] 海咲野くくる : 勢い余って駆けだしそうになる…けど
フロストリーフの注意を思い出して、どうにか留まる

[メイン] フロストリーフ : 「手の銃、バロールのエフェクト……
 ”あちら”からの情報にあったな」

[メイン] 海咲野くくる : 「うん…あの人がポーラベア…」

[メイン] フロストリーフ : 駆けださなかったことに、そっと安心しつつ

[メイン] 海咲野くくる : 情報にあった通りだ
実際にそのエフェクトを肌で感じると…その強さに鳥肌が立つ

[メイン] フロストリーフ : 「だが、様子がおかしい。」

[メイン] フロストリーフ : 言い換えれば……隙だらけ、とも言える。
優れた暗殺能力、高精度なエフェクト……
彼の強みは、今薄れている。

[メイン] 海咲野くくる : 「どうしたんだろ…私たちに気づいてないわけじゃないよね?」

[メイン] フロストリーフ : 「彼を侮らなければ……気付いたうえで、こちらに構える余裕がないということだ」

[メイン] フロストリーフ : 「ふう……」
軽く、状況の確認を終えて息をつく
まあ、分かっている

[メイン] 海咲野くくる : 最初にポーラベアの情報を聞いたときは、黒髪の少女が心配だったけど…今の状況に軽く困惑

[メイン] フロストリーフ : 「……彼らの話を聞きに行きたいんだろう?」

[メイン] 海咲野くくる : 「…うん!」

[メイン] 海咲野くくる : まずは、黒髪の少女が心配だ。
でも、ポーラベアの様子も気になるのだ

[メイン] フロストリーフ : 「ポーラベアは危険なエージェントだ。
 だが。少女の方は未知数……保護対象にもなり得る」

[メイン] フロストリーフ : UGNの規範に照らしても、そうするのに躊躇うことはない。

[メイン] フロストリーフ : 「くれぐれも……注意を」

[メイン] 海咲野くくる : 「…了解」
ゴクリ、と唾を飲んで

[メイン] 海咲野くくる : 2人の方へ歩み出す

[メイン] ポーラベア : サングラスの男は、ゆっくりと顔をくくるの方へと向ける。

[メイン] ポーラベア : その片手に持つ銃はそのままで
咥えた煙草から放たれる灰煙は、その動きに合わせ歪み。

[メイン] ポーラベア : 「……所属は」

[メイン] ポーラベア : 酒で喉が焼かれたような声で、そう告げる。

[メイン] 海咲野くくる : 「…UGN」
短く答える

[メイン] ポーラベア : 「……証明は」

[メイン] ポーラベア : 男は、黒髪の少女に手を添え、エフェクトの行使を続けたまま。
くくるを、サングラス越しにじっと見つめたまま。

[メイン] フロストリーフ : 後ろからUGNの端末を見せる。
端末は機能中の証のランプが灯っている……端末の持ち主が、今も認可されているエージェントである証明にはなるだろう。

[メイン] 海咲野くくる : 同じく、端末を見せて

[メイン] ポーラベア : 「………なら良し」
フロストリーフとくくるの見せた端末を見て。

[メイン] ポーラベア : 「………俺はFHだ、調べりゃすぐに分かる」

[メイン] フロストリーフ : ……”良し”?
相手が敵対組織であるのを見て……?

[メイン] ポーラベア : 少女に添えた手とは反対の手を使い、煙草を摘み。
口から灰煙を吐き。

[メイン] 海咲野くくる : 「うん…仲間が調べてくれたから、知ってる」

[メイン] フロストリーフ : 「コードネーム、ポーラベアだな」
疑問を抱えつつも頷く

[メイン] ポーラベア : 「話が早くて助かるな、ああ、俺がポーラベアだ」

[メイン] ポーラベア : 「……この近くで《ワーディング》を放てば、UGNの方が早く来る
 計算は合ってたみてェでホッとしたぜ」

[メイン] フロストリーフ : 「……子供の前だ。煙は消せないのか?」
ちょっと眉を顰めつつ

[メイン] ポーラベア : サングラスの男、ポーラベアはUGNを前にしながらも、敵意を見せる様子は特に無く。

[メイン] ポーラベア : 「集中してんだ」

[メイン] 海咲野くくる : 「私たちを、おびき寄せるため…?」
なぜそんなことを、と疑問に感じつつ

[メイン] ポーラベア : 顎で少女に添えた手を指す。

[メイン] 黒髪女 : そして少女はというと。

[メイン] フロストリーフ : 「……集中……」
今もエフェクトを行使している、その手を見る。

[メイン] 黒髪女 : 「うぅぅーー……あ゛ぁぁーーー………」

[メイン] 黒髪女 : 言葉と呼べるようなものを放っておらず。
焦点の合わない目で、虚空を見ながら、ゆっくりと流れる時間の中
大人しくしていた。

[メイン] 海咲野くくる : 「……その子は、どうしたの?」
その様子を見て、焦ったように
集中しているという話を無視して、問いかける

[メイン] ポーラベア : 「"ジャーム"になった」

[メイン] 海咲野くくる : 「……!?」

[メイン] ポーラベア : 「だから、アンタらに凍結してもらいてェ」

[メイン] フロストリーフ : 「……!」
痛ましい様子を見せている彼女を、思わず凝視する

[メイン] ポーラベア : 「そのために、アンタらを呼んだ」

[メイン] 黒髪女 : 確かに少女の周りには、バロール由来のレネゲイドのみならず
キュマイラ成分の、高濃度レネゲイド反応が、あなた達に伝わるだろう。

[メイン] フロストリーフ : 「……待て!私たちも詳しい状況は分かっていない。
 どういうことだ?何故FHであるあなたが、UGNの味方をするような真似を……?」

[メイン] ポーラベア : フロストリーフの言葉に、煙草を咥え。

[メイン] ポーラベア : そしてまた、灰煙を吐き出す。

[メイン] ポーラベア : 「………スレイヤーズ、それが俺の所属するセルだ」

[メイン] ポーラベア : 「行動方針は至ってシンプル、"ジャーム"殺しだ」

[メイン] フロストリーフ : FHと言えば、ジャームを構成員として扱いすらする組織。
それが、むしろ秩序に味方するような……

[メイン] ポーラベア : 「……そして、こいつは……」

[メイン] ポーラベア : 「─────俺の娘、のりこだ」

[メイン] フロストリーフ : ……スレイヤーズ……!

[メイン] 海咲野くくる : 「……娘…?」

[メイン] ポーラベア : 「ああ、つっても……義理の、だけどな……」

[メイン] ポーラベア : 「………まァ、色々あったんだ、今はそれが本題じゃねェ」

[メイン] ポーラベア : 「……のりこを殺す任務がスレイヤーズ構成員に下された」

[メイン] ポーラベア : 「だから俺は逃げた」

[メイン] 海咲野くくる : 「……!」
それは…そんな悲しい任務が…

[メイン] ポーラベア : のりこを連れてな、と再びのりこの方へと顔を向ける。

[メイン] フロストリーフ : 「なるほど……」
少しずつ状況に合点が行ってきた

[メイン] のりこ : 「う゛ぅぅぅーーー、あ゛ぁ゛ぁぁーーーー………」

[メイン] フロストリーフ : 「……つまり。こういうわけか?」
息を継いで────

[その他] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 44 → 51

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「────あなたの娘さん、のりこさんに。
 組織の”毒牙”が染み込む前に、UGNで”ジャーム”として凍結する」

[メイン] ポーラベア : 顔をゆっくりと、新たに現れた者達へと向け。

[メイン] ポーラベア : 「……お仲間さんかい」

[メイン] 胡蝶しのぶ : その息継ぎの後に、言葉が被せられる。

[メイン] 胡蝶しのぶ : こつん、こつん、と廃工場に靴音が響きながら。
にこりと笑みを見せて、三人の女性が現れる。

[メイン] 海咲野くくる : 「みんな…!」
ブリーフィング以来の再開に、少し顔が明るくなる

[メイン] フロストリーフ : 「あなた、は──」
自分が口を開くより先に、同じ言葉を紡がれた
目を大きく見開く

[メイン] 胡蝶しのぶ : くくるに、軽く手を振り返しながら。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「ええ、同じく私たち3人はUGNのものですから……ご心配なく。
 話は聞かせてもらっていましたよ」

[メイン] ポーラベア : 「……なら良い、譲さんの言う通りだ」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 恐らく彼女もまた、同じ言葉を言っていただろうと。
その冴えた頭を持つ彼女に、また微笑み返し。

[メイン] ポーラベア : 「詳しくは知らねェが……UGNってのは、"ジャーム"を凍結する
 ……そういった措置だって、してんだろ?」

[メイン] ポーラベア : 「遠い未来に、治療法が見つかる可能性を掛けて……だったか?」

[メイン] フロストリーフ : 気配さえ感じなかったが──どうやら、彼女たちも全ての話を聞いていたらしい
ポーラベアの情報を手に入れていただけはある、ということだろう……

[メイン] フロストリーフ : 「ああ、そうだな」
ポーラベアに肯定

[メイン] 海咲野くくる : 「そういう処置も、あるみたい」
私もまだ詳しくは知らないけど

[メイン] ポーラベア : 「……なら、アンタらにそれを頼みたい
 敵対組織の一員の癖に何言ってんだと思うだろうが
 ………頼む」

[メイン] DIYUSI : 「……そういう事なら、私達が対立する必要はない」

[メイン] ポーラベア : そうしてポーラベアは、あなた達に頭を下げた。

[メイン] 胡蝶しのぶ : こくりと、首を動かし頷きながら。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「…………!」

[メイン] 海咲野くくる : 「…わかった。そういうことなら、私は受け入れたい」
そのポーラベアの真摯な態度を見て、こちらも考えを口にする

[メイン] ポーラベア : 「…………………」
顔をゆっくりと上げ。

[メイン] ポーラベア : 「………ありがとう」

[メイン] ポーラベア : 「……もちろん、俺はタダでアンタらを働かせるつもりはねェ」

[メイン] 胡蝶しのぶ : ポーラベア────その実力は計り知れない、というのは話には聞いています。
やろうと思えば、自らの力を使って実力行使にでもできるでしょう。
しかしそれを理解したうえで、頭をさげる……とは。

[メイン] ポーラベア : そしてポーラベアは、煙草を咥え、そしてまた再び灰煙を吐き出す。

[メイン] ポーラベア : 「─────"ゼロロード"、俺んとこのセルのリーダーだな」

[メイン] ポーラベア : 「俺を追ってきてる、だからそいつは俺が殺す
 ………そいつが、俺のケジメだ」

[メイン] ポーラベア : 「これで、交渉成立で良いか?UGN」

[メイン] DIYUSI : 「……いや」

[メイン] DIYUSI : 「それはできない」

[メイン] ポーラベア : 「………何?」
眉を顰め、DIYUSIを見やる。

[メイン] ポーラベア : 「……なら、もっとか?」

[メイン] DIYUSI : 「……今の話」

[メイン] DIYUSI : 「UGNで保護するというのなら、おそらく私達も次に狙われる」

[メイン] DIYUSI : 「だが私達は敵の正体は知らない…それではマズイ」

[メイン] DIYUSI : 「それなら……」

[メイン] DIYUSI : 「私は貴方に”協力”したい」

[メイン] ポーラベア : 「─────!」

[メイン] ポーラベア : ポーラベアは、驚いたような表情を浮かべた。

[メイン] ポーラベア : 「……経歴に傷がつくぜ、嬢ちゃん」

[メイン] DIYUSI : 「それでも…このままでは皆を守れない」

[メイン] ポーラベア : 「…………なるほど、な」

[メイン] ポーラベア : 「………UGNってのは……そういう組織なんだな、知らなかったぜ」

[メイン] 海咲野くくる : 「……その、ゼロロードって人は強いんでしょ?」
おずおずと、尋ねる

[メイン] ポーラベア : くくるの言葉に頷く。

[メイン] ポーラベア : 「…………まァ、刺し違えるつもりだったな」

[メイン] 海咲野くくる : 「…やっぱり」

[メイン] 海咲野くくる : 「UGNの私が言うのはヘンかもしれないけど…私はポーラベアさんに死んでほしくないの」

[メイン] ポーラベア : 「…………………」

[メイン] 海咲野くくる : 「だって…娘さんが悲しむよ」

[メイン] ポーラベア : ぽたりと、煙草の先から黒くなった灰が地面に落ちる。

[メイン] ポーラベア : 「……………」

[メイン] 海咲野くくる : 海咲野くくるは、幼少期に両親を亡くしている
だから、その痛みは人一倍わかる

[メイン] フロストリーフ : 個々人の力量が圧倒的なレネゲイドの世界では、上に立つ者はそれだけ単純に圧倒的な武力がある場合が多い。
そして、FHのような暴力的な組織ならそれは尚更だ。
悲観的でなくとも、ポーラベアが無事に勝てる見込みは無い…だろう。

[メイン] 海咲野くくる : 「私は…ポーラベアさんと娘さんの二人で、生きていて欲しい」

[メイン] ポーラベア : 「…………俺は、テロリストだってのによ……ははっ、言うぜ……全く」

[メイン] 海咲野くくる : 「…………うー、でもそれじゃあスレイヤーズがぁ…!」
頭を掻きむしって悩む

[メイン] ポーラベア : 「─────気持ちだけ、ありがたく貰っておくぜ、嬢ちゃん達」

[メイン] ポーラベア : 「アンタらなら、俺の娘、任せられるわな」

[メイン] ポーラベア : ポーラベアの強面に、ほんの少しの笑みが浮かんだ。

[メイン] ポーラベア : そしてポーラベアは、のりこに添えた手で
エフェクトを行使する手で、優しくのりこの頭を撫でた。

[メイン] のりこ : 「う゛ぅ゛ぅぅーーーーー……!!!」

[メイン] ポーラベア : 「……っとォ……親父の区別もつかねェか、はは」

[メイン] 海咲野くくる : 「それじゃあダメだよ…!あなたも居なきゃ、のりこちゃんは…!」

[メイン] のりこ : のりこは、まるで獣そのものであった
牙を剥き出しにし、ポーラベアを威嚇していた
それのみならず、この場にいる全員に、威嚇していた。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……では、スレイヤーズの方々とお話をする猶予のほどは、作れそうでしょうか?」

[メイン] ポーラベア : 「…………話、だと?」

[メイン] 胡蝶しのぶ : こちらに威嚇するのりこにも、微笑みを向けたまま。
こくり、ポーラベアへと頷いて。

[メイン] フロストリーフ : 「ポーラベア。」
今も能力を行使し続けている、頭に置いた手に目を移す

「”それ”の猶予とも言える……あるのか?」

[メイン] ポーラベア : 「………さァな、俺はこうしてのりこの暴走を抑えてるだけだ」

[メイン] ポーラベア : 「おかげで俺も段々、自我が薄れていってんだぜ、笑えるだろ」

[メイン] ポーラベア : ポーラベアは長時間こうして、強大な"ジャーム"を押さえ付けるために
エフェクトを行使し続けて来た。
当然のことながら、ポーラベアの侵蝕率も上昇している。

[メイン] ポーラベア : 《ワーディング》から分析された侵蝕率は120%であったが
もしかしたら今は、それ以上の数値になっている可能性もある。

[メイン] ポーラベア : 「……んで、スレイヤーズの奴らとの話は……」

[メイン] ポーラベア : 「………無理だな、"正義"ってのはそう簡単にゃ折れねェ」

[メイン] 胡蝶しのぶ : ジャームとなってしまった"のりこ"さんに傷をつけさせないように……身を削ってまで力を入れている。
……その身を削りすぎて、自分すらも危うくとも……ですか。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……そうですね。向こうがその気でないのなら、圧倒的な力の前に捻り潰されて終わるかもしれません」
たらりと、微笑みながら汗をかきつつ。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……ですが、DIYUSIさんとくくるさん……
 皆さんがこうして"協力"したいと申し出るのであれば、こちらもそのための障害を確認しておきたい、ということです」

[メイン] ポーラベア : 「……………」

[メイン] ポーラベア : ふぅ、と灰煙を吐き出し。

[メイン] ポーラベア : 「………テコでも動かねェか」

[メイン] ポーラベア : 「………好きにしてくれ、俺はもうアンタらに好き勝手言える立場じゃねェ」

[メイン] 胡蝶しのぶ : こちらにも、"正義"はありますので。とにこりと笑いつつ。
ありがとうございます、と頭を下げる。

[メイン] ポーラベア : ポーラベアはあくまで、あなた達にお願いをしている立場でしかないのだ。

[メイン] ポーラベア : だからこそ、あなた達には最小限の労力で留めようとしていたわけだが。

[メイン] ポーラベア : それを拒むというのであれば、仕方ないという話。

[メイン] ポーラベア : ポーラベアに"美学"があるように、あなた達にも"信念"がある。

[メイン] DIYUSI : 「……」
しのぶの方に振り返り

[メイン] DIYUSI : 「しのぶさん…ありがとう」

[メイン] DIYUSI : 「それと…皆も」
感謝の意を伝える

[メイン] 胡蝶しのぶ : 感謝の言葉を送られたことに意外だったのか。
目をぱちぱちと瞬かせながらも。

[メイン] 胡蝶しのぶ : にこり、と微笑み返した。

[メイン] 海咲野くくる : 「私からも…ありがとう、みんな、DIYUSIさん」

[メイン] フロストリーフ : 「私は感謝はいい。だが、覚悟してほしい」
ふう…と息をついて

[メイン] 海咲野くくる : 「……」
ごくり、と唾をのむ

[メイン] フロストリーフ : 「ポーラベア程の作戦考案能力と、実行能力を兼ね備えた男がこうして……
 ほうぼうの体で、敵対組織に手を借りるしかない状況だ。
 加えて……その上で、彼が考えた最も私たちに被害が無いプランを、私たちは蹴ろうとしている」

[メイン] フロストリーフ : 「……どんな結果も覚悟をすることだ」

[メイン] DIYUSI : 「……」
コクリと、頷く

[メイン] 海咲野くくる : 「うん……」

[メイン] フロストリーフ : あまり、優しさや理想の為に傷ついてほしくない
……言い方は冷たくなってしまったが

[メイン] 海咲野くくる : 「…ごめんね……私のわがままに、みんなまで巻き込んじゃって」

[メイン] 海咲野くくる : 「でも…それでも……やっぱりポーラベアさんとのりこちゃんに、悲しい目に会ってほしくないの…!」

[メイン] 海咲野くくる : 「だから、手伝って!」
頭を下げて、お願いする
自分にできることは、この程度だけど

[メイン] DIYUSI : 「……くくるだけじゃないよ…これは私のわがままでもある」

[メイン] DIYUSI : くくるの傍にいき

[メイン] DIYUSI : 一緒に頭を下げる

[メイン] 海咲野くくる : 「DIYUSIさん…」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……ええ、フロストリーフさんの言う通り、この選択は過酷なものです
 私もそれを重々承知していますし、傷を負わせたくはありません」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……顔を上げてください、お二人とも
 その選択は、けれどとても、とても……この世の中でも、優しい物です
 そのためならば、協力なんて惜しみませんよ」

[メイン] DIYUSI : 「しのぶさん……」

[メイン] 胡蝶しのぶ : にこりと、もう一度笑って返す。
不気味とも思える笑いではあっただろうが、彼女は本心で笑い。

[メイン] 胡蝶しのぶ : そして、フロストリーフにも、微笑みを。
あなたも、同じ気持ちでしょうから、と。

[メイン] フロストリーフ : 「……私も、悲しい目には合ってほしくない」
それが”誰に”かは少し違いがあるかもしれないが

[メイン] フロストリーフ : 「はあ……蟲柱、あなたに隠し事は出来そうにないな」

[メイン] 海咲野くくる : 「みんな…! ありがとう…!」
顔あげて、ぱぁっと顔を明るくさせる

[メイン] DIYUSI : 「……ありがとう、皆」

[メイン] フロストリーフ : 「しかし、蟲柱。あなたの笑顔には裏があると思っていたが……
 勘違いだったかもしれないな。」
二人にゆるゆると首を振りながら

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「あら、その感想は嬉しいやら、お恥ずかしいやら。
 ですが、当たりかもしれませんよ?
 いい子の前では笑顔しか見せれませんからね」

[メイン] 胡蝶しのぶ : ふふふ、と妖艶な笑いを返しながら。
ゆらゆらと合わせるように、首を振る。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「当たりかわかるか、皆さんが果たしてよくあれるか……
 それは、きっと、これからわかりますよ」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 笑い、工場の奥を見る。
未だ黒の中に闇が見えるが────それが光るのも、そう遠くはないかもしれない。

[メイン] 胡蝶しのぶ :  

[メイン] 胡蝶しのぶ :  

[メイン] 胡蝶しのぶ :  

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] フロストリーフ : middle「調べごとは廃工場で」登場:任意

[メイン] フロストリーフ : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+4[4] > 46

[メイン] system : [ フロストリーフ ] 侵蝕率 : 42 → 46

[メイン] 海咲野くくる : 64+1d10 登場/リザレクト (64+1D10) > 64+2[2] > 66

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] 侵蝕率 : 64 → 66

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] フロストリーフ : 暗中模索。

[メイン] フロストリーフ : 事態をこちらの手で収める、としても。
では、事実として何をするべきか?

[メイン] フロストリーフ : それすらも分からない状況だ。

[メイン] フロストリーフ : というわけで。廃工場に残る側と、スレイヤーズに対処する側。
二手に分かれたが。

[メイン] フロストリーフ : 「私が居残り側か。適切な判断」
相手の動きを鈍らせる、氷の力はバロールほどでなくとも暴走の鎮圧には有用だ。

[メイン] フロストリーフ : 「それで……奇遇だな」
なんの因果かさっきと同じく、廃工場にはプランクトンも残っている
彼女の方に目をやった

[メイン] 海咲野くくる : 「そうかな?案外そうでもなかったりして」
フロストリーフは優しいから、私が心配で残ってくれたのかも
そんな気がして、ニコリと笑って返す

[メイン] フロストリーフ : 「……な、その笑顔はなんだ?」
やけに恥ずかしい

[メイン] フロストリーフ : 「と、ともかく。時間は有限だ……彼らと話したいことがあるんだろう?」
話を逸らすように、未だに能力を行使している、ポーラベアの方に目を向ける
先ほどで余裕がなかったのだから…今は推して知るべしだ

[メイン] ポーラベア : 「…………」
煙草を咥え、灰煙を立てながら、男は大人しくあなた達に従っていた。

[メイン] 海咲野くくる : 「うん…そうだね」
真剣な眼差しで、彼らの方を見る

[メイン] 海咲野くくる : 「まずは、のりこちゃんの容態を詳しく調べなきゃ」

[メイン] 海咲野くくる : そう言って、のりこに近づく

[メイン] のりこ : 「う゛ぅぅーーーーーーッ……!!」

[メイン] のりこ : 接近するくくるに威嚇するも、時を制御され、その動きは遅い。
すぐにでも危害を加える等の恐れは、今は無いだろう。

[メイン] フロストリーフ : 彼女に近付くのは、千切れかけの首輪に繋がれた猛獣の前に体を晒すようなものだ
……人の為だからか?よくこんなに豪胆なことができる

[メイン] 海咲野くくる : 「大丈夫だよ~、のりこちゃん。私はこわくないよ~」

[メイン] のりこ : 「う゛ぅぅーーーーーーーーー!!!」
人語を理解していないのか、はたまた理解した上でなのか
相も変わらず威嚇を続けている。

[メイン] 海咲野くくる : 「う、うーん……どうしよう…」

[メイン] 海咲野くくる : 「……あ、そうだ! のりこちゃんの好きなものってあるかな?」
もしかしたら宥められるかもしれない。
そんな、意思疎通の希望をくくるは求めていた。

[メイン] のりこ : 「あ゛ぁーーー!!う゛ううーーーーー!!」

[メイン] フロストリーフ : 「ポーラベア……どうなんだ?」
ジャームになっても人間だったころの習慣がすべてなくなるわけではないのはその通りだ

[メイン] ポーラベア : フロストリーフの言葉に、こくりと頷き。

[メイン] ポーラベア : 「………覚醒してからずっとこうだ……」

[メイン] ポーラベア : 「のりこは……大人しい子だったんだがな……」
眉間に皺を寄せながら。

[メイン] フロストリーフ : 「……すまない」
他人から見ても痛ましいのだから、肉親としてのそれは計り知れないだろう

[メイン] 海咲野くくる : 「…………」
その答えに、沈痛な面持ちを浮かべ

[メイン] 海咲野くくる : 「……でも、やってみなくちゃわからない…!」

[メイン] フロストリーフ : 「……! だが、手段がなければ行動すら出来ないぞ」

[メイン] 海咲野くくる : 「…もしかしたら、上手くできるかも」
レネゲイドを扱うよう、力を込める

[メイン] ポーラベア : 「……………!」

[メイン] フロストリーフ : 「なに……?」
目を大きく見開く

[メイン] 海咲野くくる : ────レネゲイドの力が拡散する。
彼女は、”動物使い”。
動物との親和性が高く、絆を築くことができる

[メイン] 海咲野くくる : 「大丈夫、のりこちゃん。私はあなたの味方だよ」
優しく語り掛け、手を差し伸べ

[メイン] のりこ : 「─────」

[メイン] のりこ : ─────《動物使い》とは、会話可能となる対象はあくまで動物である。

[メイン] のりこ : ジャームは、決して動物ではない。病人だ。
その対話に使おうとしても、本来であれば何の意味もなさない力だが。

[メイン] のりこ : ─────"声"は、聞こえた。

[メイン] のりこ : 『腹 減ッタ!』

[メイン] 海咲野くくる : 「……!」

[メイン] のりこ : それは、空腹に悶える猛獣の声であった。

[メイン] のりこ : のりこという少女に眠る、動物がこうして表に顕現している。

[メイン] 海咲野くくる : 聞こえた”声”に、ぴくりと反応し

[メイン] 海咲野くくる : 「…わかった!」
意思疎通が取れたことに、安堵と喜びの笑みを浮かべ

[メイン] 海咲野くくる : 「のりこちゃん、お腹が空いてるんだって!なにか食べ物あるかな!?」

[メイン] ポーラベア : さらに眉間に皺を寄せる。どうやら何も持っていないようだ。

[メイン] フロストリーフ : 「分かったのか……!?
 ……食べ物か」

[メイン] GM : ここは製鉄工場、しかも廃工場であり
食料らしきものも、周りには無い。

[メイン] GM : いや、あるとすれば─────"あなた達"だろう。

[メイン] フロストリーフ : さ、と懐を探る

[メイン] フロストリーフ : 「こんなものしかないが……」
調査が長引いた時のことを考えた軽食だ

[メイン] のりこ : 「─────!!」

[メイン] フロストリーフ : ジャムパンとアンパン、お茶とコーヒー
2人分

[メイン] のりこ : のりこの真っ黒な瞳の奥の瞳孔が、縦長となる。

[メイン] 海咲野くくる : 「さっすがフロストリーフさん!」

[メイン] フロストリーフ : 今にも自分ごと食べられそうなオーラに背筋を震わせつつ

[メイン] フロストリーフ : 「ど、どっちがいい……?」
二種類のパンをのりこの前にぶら下げてみる

[メイン] のりこ : 「う゛うぅーーーーーーーーーーーー!!!!」
唸り声で返す。

[メイン] フロストリーフ : 「…………」
無言で食料をくくるの手に握らせた。

[メイン] フロストリーフ : 「一緒に食べれば仲良くなれるんじゃないか?」

[メイン] のりこ : 渡された食料を無我夢中になって食べ始める。
その姿はまるで、獣そのもの。

[メイン] ポーラベア : 「っと………ありがとうよ、UGNの姉ちゃん」

[メイン] 海咲野くくる : 「ありがとう、フロストリーフさん!」
そうお礼を言って、自分も受け取り

[メイン] フロストリーフ : 「こんなもので足りるかは分からないが……」
所詮菓子パンであった

[メイン] 海咲野くくる : 「おいしいね、のりこちゃん」
少し齧って食べた。のりこがお腹を空かせた時用に残りはとっておく腹積もりだ

[メイン] のりこ : 『美味イ』

[メイン] のりこ : ガツガツと食べながら、そういった声を発する。

[メイン] 海咲野くくる : その答えににっこりと笑みを浮かべる

[メイン] 海咲野くくる : 「おいしいって言ってるよ」

[メイン] ポーラベア : 「………………」
相変わらずの強面ながらも、どこか安堵の表情を浮かべているようで。

[メイン] ポーラベア : 「…………悪いな、本当に」

[メイン] ポーラベア : ─────ポーラベアがのりこを抑制するためのバロールの力が、少し小さくなる。
暴れるのりこの力が、少し収まったようだが、拘束を解いた場合は、暴れ、逃走する危険性があるため、エフェクトの行使は続けている。

[メイン] フロストリーフ : 「いや、いい」
本当に娘のことが好きらしい、と思った

[メイン] フロストリーフ : FHエージェントでも日常を持つことがある…
自分の幼少期と照らし合わせると妙な気分になったが

[メイン] フロストリーフ : 「それより、プランクトン。やることがあったんじゃないか?」

[メイン] 海咲野くくる : 「そ、そうだった!のりこちゃんの容態を調べないと!」

[メイン] GM : 今なら、のりこに宿るレネゲイドを調べるために直接触れても
大きく暴れることは無いだろう。

[メイン] 海咲野くくる : 「ごめんねのりこちゃん。ちょっと触るよ~」
食事に夢中になっているのりこに話しかけ、そっとその体に触れる

[メイン] のりこ : 「!」

[メイン] 海咲野くくる : そうして、のりこに宿るレネゲイドを調べ────

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる : 情報:UGNでレネゲイド関連ののりこちゃんの容態を調べるよ!

[メイン] GM : 8cm

[メイン] 海咲野くくる : わかった!

[メイン] 海咲野くくる : (2+1)dx+1>=8 〈情報:UGN〉 (3DX10+1>=8) > 10[3,6,10]+5[5]+1 > 16 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・のりこの容態について
現在、侵蝕率102%であり、UGN基準で言えば確かにジャームだ。
そして、ここまで侵蝕率が高まっている原因として、彼女がピュアキュマイラとして目覚めた際に、同時に発現したDロイス《野獣本能》がある。
本来であれば、《野獣本能》は日常生活を送る上では、荒ぶる猛獣の精神性は発現せず、戦闘時のみに発露するものであるが、のりこはレネゲイド適性が低く、内に眠る猛獣が抑えきれなくなっている、といった状況だ。
今ののりこは、のりこではなく、レネゲイドという感染力の強い生命体の猛獣だ。

[メイン] GM :  

[メイン] 海咲野くくる : 「現在の浸食率…102%……か…」
調査結果を共有する

[メイン] フロストリーフ : 「確かに、UGNの基準の上ではジャームだな……」

[メイン] フロストリーフ : 「しかし、もう一つ」
のりこの今の状態を引き起こしているのは決してジャーム化による暴走ではないということだ

[メイン] フロストリーフ : 「ジャーム化による暴走であれば、手の打ちようはない。
 だが、これが単にレネゲイドを制御できていないためであれば……」

[メイン] 海咲野くくる : 「……助けられるかもしれない…!?」

[メイン] ポーラベア : 「………何?」

[メイン] 海咲野くくる : 見えた希望に、顔をぱあっと明るくさせて

[メイン] フロストリーフ : 「まだ希望を持つには早い。」
否定もできないものの。

[メイン] フロストリーフ : 「…………」

[メイン] フロストリーフ : 目を閉じる
それでも、出来れば希望があってほしいとは思う

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] フロストリーフ : 《野獣本能》での暴走を解除したり弱める方法を調べたい
情報UGNでいいか?

[メイン] JUST DO IT! : EIGHT

[メイン] フロストリーフ : 2dx+3>=8 eight (2DX10+3>=8) > 2[1,2]+3 > 5 > 失敗

[メイン] フロストリーフ : 財産点さん!

[メイン] system : [ フロストリーフ ] 財産 : 6 → 3

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・《野獣本能》の解除方法について
のりこに宿るレネゲイドは、「衝動:飢餓」由来によるものである。
本能を鎮めるためには、その欲求を全て満たせば良い。
また、他者によるRC技術によって、無理矢理のりこの人格を引き戻すことも可能。
なお、いずれの方法も、どの程度までの量、或いは力が必要かどうかは定かではない。
実行してみなければ分からない。JUST DO IT。

[メイン] GM :  

[メイン] フロストリーフ : 「……なるほど」
ぱちりと目を開く

[メイン] フロストリーフ : 「期待の通り、希望は無いわけではないようだ。」

[メイン] ポーラベア : 「………UGNの情報網ってのは……すげぇな……
 いや、そいつを集めきる嬢ちゃんも、だな……」

[メイン] ポーラベア : ポーラベアは、のりこの制御に手一杯であった。
そのため、のりこの実情について調べる余地が無かった。

[メイン] 海咲野くくる : 「……なら…!」
その答えに、目を輝かせ

[メイン] フロストリーフ : 「それは違うな、ポーラベア」
首を横に振る

[メイン] ポーラベア : そもそも、スレイヤーズからのりこを連れて逃げていたのだ。
周りに助けを求めるための、情報源等も持ち合わせていない。

[メイン] ポーラベア : 「…………」

[メイン] フロストリーフ : 「私がここに辿り着いたのは、まずあなたの提示した結果を良しとしなかった警備員とプランクトン
 そして、私に手を回すだけの余裕を作ってくれる蟲柱とストリテラ……
 皆の力が結集したからに過ぎない」

[メイン] ポーラベア : 「……そいつは……」

[メイン] ポーラベア :
   ロイス
「……"繋がり"、ってやつかい」

[メイン] ポーラベア : 煙草を咥えながら、サングラスの奥の目は、一体どんな形をしているのか。

[メイン] フロストリーフ : 「フフ……そう思うか?」
笑みを漏らし

[メイン] 海咲野くくる : 「きっとそうだよ!」

[メイン] フロストリーフ : 「だがポーラベア、最後まで娘を諦めなかったもそこには居る。」

[メイン] ポーラベア : 「……………………………………」

[メイン] ポーラベア : 「…………フッ、そうかい─────」

[メイン] ポーラベア : 男は、小さく笑い─────。

[メイン] ポーラベア :  

[メイン] ポーラベア :  

[メイン] ポーラベア : ロイス取得
くくる
「……俺は、どうやら狭い世界にいたようだな」

[メイン] ポーラベア : ロイス取得
フロストリーフ
「─────あったけぇよ」

[メイン] system : [ ポーラベア ] ロイス : 1 → 3

[メイン] ポーラベア :  

[メイン] ポーラベア :  

[メイン] 海咲野くくる : ロイス取得
ポーラベア
「今まで、のりこちゃんを支えてくれて、ありがとう
 ────これからも」

[メイン] 海咲野くくる : ロイス取得
のりこ
「一緒にがんばろう!」

[メイン] 海咲野くくる : ロイス取得
フロストリーフ
「もちろん、みんなで一緒に!」

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] ロイス : 2 → 5

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] system : [ フロストリーフ ] ロイス : 2 → 4

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : trigger『L'uomo delinquente』 登場:任意

[メイン] 胡蝶しのぶ : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+7[7] > 55

[メイン] system : [ 胡蝶しのぶ ] 侵蝕率 : 48 → 55

[メイン] DIYUSI : 55+1d10 登場/リザレクト (55+1D10) > 55+9[9] > 64

[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 55 → 63

[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 63 → 64

[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] ストリテラ : 51+1d10 登場/リザレクト (51+1D10) > 51+4[4] > 55

[メイン] system : [ ストリテラ ] 侵蝕率 : 51 → 55

[メイン] DIYUSI :  

[メイン] DIYUSI : スレイヤーズのセルリーダーについて
UGNで調べたい

[メイン] GM : 15

[メイン] DIYUSI : オリジン:サイバー使用、判定+2

[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 64 → 66

[メイン] DIYUSI : (2+1)dx+3 【社会】 (3DX10+3) > 7[2,7,7]+3 > 10

[メイン] DIYUSI : 財産点使用、

[メイン] system : [ DIYUSI ] 財産P : 6 → 1

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・スレイヤーズのセルリーダーについて
CN:"ゼロロード"。ピュアノイマンの、白い髪と赤い瞳の少年。
"ジャーム"殺しを目的としたセルを作り上げ、そこでずっと暗殺任務を続けているようだ。
利潤を追求するといった素振りも見せず、構成員達も何かしらの目的で"ジャーム"を恨んでいる者が多い。
おそらくは、彼もその内の一人であろう。
そして、ノイマンは本来であれば支援に特化したシンドロームであるが、彼一人の手によって壊滅したセルも存在するほど、その力は強大だ。
UGNはゼロロードを凶悪指名手配犯としている。

[メイン] GM :  

[メイン] DIYUSI :  

[メイン] DIYUSI : スレイヤーズの情報を集めるため、私達は二手に分かれて調べものをしていた

[メイン] DIYUSI : ……そしてその情報は、身近な所に存在していた

[メイン] DIYUSI : 「……UGNにも聞いてみたけど、正体はともかく…あの人結構有名人みたい」
手に入れた情報を渡す

[メイン] 胡蝶しのぶ : その情報を受け取れば、しのぶの笑顔が止まり、神妙な顔になる。

[メイン] ストリテラ : 「ありがとうございます」
DIYUSIさんが渡してくれた情報に目を通します。

[メイン] 胡蝶しのぶ : ここは工場近くの空き地。
見晴らしがよく、誰かが工場へと向かう事があれば、すぐさま見つけることがあろう。
暗殺を主とするのであれば、これ以外のルートも考えられるが……
力のある物は、わざわざ隠れたりはしない。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「情報を見る限り、UGNも危機を覚えている人物のようですし……
 それにノイマンですか……これは厄介ですね」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「頭がいい、ということは……
 それだけこちらの手も見透かされているようなものですからね」

[メイン] DIYUSI : 「もしかしたら……私達の事も既に知ってるかも…」

[メイン] ストリテラ : 「そうですね」
一通り目を通して、うなずきます。

[メイン] 胡蝶しのぶ : こくりと頷く。

[メイン] 胡蝶しのぶ : そもそも、単騎で訪れるということ自体が異常。
どんなに力があるオーヴァードでも、チームを組み弱点を補うのがざら。
それがないということはつまり────”弱点”は、ない?

[メイン] 胡蝶しのぶ : 冷や汗を薄らと浮かべながらも、にこりと笑い。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「とはいえ、知れているからどうだ、というわけではありません。
 みなさん、警戒を怠わないでください───」

[メイン] 胡蝶しのぶ : と、くるりと顔を周りに向けた時。

[メイン] DIYUSI : コクリ、頷く

[メイン] GM : ─────高濃度のレネゲイド体が、近づいてくるのを感じるだろう。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 瞬間、刀に手を伸ばす。

[メイン] DIYUSI : 「……!」
静かに、構える

[メイン] GM : 夕焼け色に染まる空の下、開けた道の向こう側に、人影がぼんやりと見えるだろう。

[メイン] GM : その影は、歩いていた。
しかし、その速度はまるで、自動車のように─────どんどん、近づいてくる。

[メイン] ストリテラ : 気配を感じ、そちらの方に顔を向けます。

[メイン] 胡蝶しのぶ : しかしそのレネゲイドの物量に、反射的に手を伸ばすだけ。抜くことは、しなかったし、出来なかった。
明らかに、戦ってどうにかなるものではなかった故に。

[メイン] GM : 落日の逆光によって真っ黒に見える、その人影は徐々に、徐々に
その形を明らかにしていく。
身長は、成人男性よりも小さく─────少年の形をしており。

[メイン] GM : パーカーに手を入れているのか。
大きな動きも無く、真っ直ぐと、あなた達の方へとやって来る。

[メイン] GM : そして─────数刻もしない内に、あなた達はそれと対峙する。

[メイン] ゼロロード : 「やぁ、UGNさん」

[メイン] ゼロロード : にこりと笑う少年の顔が、ようやく見えるだろう。

[メイン] DIYUSI : ……このタイミング、そしてこの強大なエネルギー…間違いない

[メイン] ストリテラ : 白い髪に赤い瞳。ああ、この人がそうなんですね。

[メイン] DIYUSI : 「……ゼロロード」

[メイン] ゼロロード : 「邪魔するんでしょ?」

[メイン] 胡蝶しのぶ : にこりと、微笑んだまま。冷や汗を見せつつ。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「………ええ、こんにちは。
 自己紹介は必要なさそうで何よりです
 ……こちらの目的も、ですかね」

[メイン] ゼロロード : まるであなた達の正体、そして目的を知っているような口ぶりで。

[メイン] ゼロロード : 「でもどいた方が君達のためだよ?」

[メイン] DIYUSI : 「……知っているなら、分かっているはず」

[メイン] DIYUSI : 「それはできない」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 聞いていた通りではありましたが────一見年端も行かなそうな少年が、FHセルリーダーですか。これは、中々。

[メイン] ゼロロード : 「"ジャーム"を狩るんだから、君達の利にもなるよ?」

[メイン] DIYUSI : 「そういう問題ではない」

[メイン] ゼロロード : 「君の日常は奪われるよ」

[メイン] ゼロロード : DIYUSIを見て、微笑を作る顔でそう告げた。

[メイン] DIYUSI : 「……彼らは、その身を未来の治療に託し、凍結される道を選んだ」

[メイン] DIYUSI : 「だから、私達は保護する」

[メイン] ゼロロード : 「二つの道が見える」

[メイン] ゼロロード : 赤い瞳が、落日の光によって灯される。

[メイン] ゼロロード : 「どちらも日常は奪われる、だから手を引いてくれないかい?」

[メイン] DIYUSI : 「…引けば、貴方は彼らを殺すのでしょう?」

[メイン] ゼロロード : 「僕のためでもあり、君達のためでもある」

[メイン] ゼロロード : にこりと、穏やかな表情を向ける。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……なるほど。
 やはりと言いますか、こちらの信念もあれば、あなた達の信念もある
 それらが違えるしか、今はない、そういうことですか」

[メイン] ゼロロード : 「僕は君達を傷つける気は無いよ」

[メイン] ゼロロード : 「だから退いてもらいたいんだけど、うーん」
小首を傾げ、少し上を向きながら考える仕草を。

[メイン] ゼロロード : 「あ、じゃあちょっと来て」
にこりと笑い、3人に手招き。

[メイン] ストリテラ : 「………」
彼の手招きに応じて、トコトコと近づきます。

[メイン] DIYUSI : 「……」
怪しい、明らかに

[メイン] 胡蝶しのぶ : 聞き取れた短文で会話をするため、少々理解が難しい。
頭の発達した人間は、相手に前提がある時点で会話を行う。
そのため、このような会話になるのでしょう。実際に目にするとは思いませんでしたが。

[メイン] ゼロロード : 近づくストリテラに、優しい表情を浮かべ
そしてその頭にゆっくりと手を添える。

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] GM : ─────ストリテラの脳内に流れるだろう。

[メイン] GM : のりこが、猛獣と化し、人々の日常を奪っている光景を。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] ゼロロード : 「これで大体分かったかな?」

[メイン] ストリテラ : 「…まあ、大体は」
コクリと頷きます。

[メイン] ゼロロード : 「良かった」
にこりと笑い。

[メイン] ゼロロード : 「えっとね、今君が見たのは、"事実"だよ」

[メイン] ゼロロード : 「えーーっと……将来かな?こうなるよ」

[メイン] ゼロロード :
      ゼ ロ ロ ー ド
「だから、"繰り返しちゃいけない"」

[メイン] DIYUSI : 「……何を見たの、ストリテラ」

[メイン] ストリテラ : 「のりこさんが人々を襲い、その日常を奪う未来?ですね」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「…………」
ストリテラさんの表情が、一瞬変わった。
身構えたけれども、害のあるようなものではなさそうですが……。

[メイン] ゼロロード : 「ちなみにどういう方法を取っても、そうなる」

[メイン] ゼロロード : 「延命治療にしかならないんじゃないかな」

[メイン] DIYUSI : 「……」

[メイン] ゼロロード : 「生来性犯罪人説」

[メイン] ゼロロード : 「"ジャーム"になる者達は、そうなるようになっている」

[メイン] ゼロロード : 「というわけで、どいてくれないかな?」
にこり。

[メイン] 胡蝶しのぶ : ごくり、彼の目を見つめたまま、息を呑み。

[メイン] ストリテラ : 「なるほど。なぜそんなにあの2人に拘るのかわかりませんでしたが、そういうことだったのですね」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「結果はわかりました。
 ですが、過程はわかりませんね。」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「私はあなたほど頭が良くないので……あなたの知り得ることすらも、私は知りえないんですよ」
冷や汗をかいたまま、笑顔は崩さず。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「故に……なぜですか?
 FHという組織にいながらも、どうして他人の”日常”を守ろうとお考えになるのですか?」

[メイン] ゼロロード : 「?」

[メイン] ゼロロード : 「ムカつくじゃん」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……え」

[メイン] ゼロロード : 「胡蝶しのぶさんはムカつかないの?」

[メイン] ゼロロード : 「え?ジャーム嫌いでしょ?しのぶさん」

[メイン] 胡蝶しのぶ : ぱちぱちと、目の前の少年からまるで年相応のような言葉。
その事実に目を瞬かせて。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……好き嫌いで判断するものではないですが。
 日常を崩す者という認識では、ありますね」

[メイン] ゼロロード : 「じゃあ目的って、一緒じゃない?」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……あなた自身が、日常をジャームに奪われた経験が?」

[メイン] ゼロロード : 無表情になる。

[メイン] ゼロロード : 「それは関係の無い話だ」

[メイン] ゼロロード : 低く、冷たい声でそう吐き捨てる。しのぶをまるで睨むように見つめ。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 質問には答えずに、質問を返せば。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「………ッ!」

[メイン] ゼロロード : 「記憶が鮮明なのってね、すごくね」

[メイン] 胡蝶しのぶ : その顔にこちらも笑顔が消えて。
蛇に睨まれた蛙のように、ぞくりと、薄気味悪い感覚を覚える。

[メイン] ゼロロード : 「キツいよ?」
にこりと笑う。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「………………なる、ほど」

[メイン] 胡蝶しのぶ : それに一瞬、言葉が詰まる。
何故ならばその笑顔に含まれているのは、私と”同じ”もの。
ジャームへの強い憎しみ。家族を奪われたものの、目が見えた。

[メイン] ゼロロード : 「しのぶさんも、僕と同じなんじゃないかな」

[メイン] ゼロロード : 「どう?違うかな?」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「…………っ」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 言い返すことが出来ず、ただ刀を握りしめる。
                      ロード
まさしく、見透かされていた。私の過去すらも、読み取ったように。

[メイン] DIYUSI : 「……そっか」

[メイン] DIYUSI : 「そういう事なら……」

[メイン] DIYUSI : 「尚更、貴方を止めないといけない」

[メイン] ゼロロード : 「それはどうしてだい?」
穏やかな表情を、DIYUSIに向け。

[メイン] DIYUSI : 「それは……」

[メイン] DIYUSI : 「貴方自身の為だ」

[メイン] ゼロロード : 「………」

[メイン] ゼロロード : 「……これだから、君達を傷つけたくないんだ」

[メイン] ゼロロード : 「君達が泣きを見る前に、僕は手を打ちたい」

[メイン] DIYUSI : 「……お願いだ、やめて欲しい、その先には何も無い」

[メイン] ゼロロード : 「……何故分かる?」

[メイン] DIYUSI : 「……知っているから」

[メイン] DIYUSI : 「私は転生者…そして」

[メイン] DIYUSI : 「前の地で、世界を浄化してきた」

[メイン] ゼロロード : 目を細める。

[メイン] ゼロロード : 「………なるほど、君も……か」

[メイン] ゼロロード : 「…………同業者の忠告か、これは参ったね」
頭を掻きながら、困ったようににこりと笑う。

[メイン] DIYUSI : 「……私は”警備員”、警備員は神聖な任務を受け、それが正しいと、それを実行してきた」

[メイン] DIYUSI : 「だけど…」

[メイン] DIYUSI : 「その先には、何も残らなかった」

[メイン] DIYUSI : 「それどころか、何も変える事は出来なかった」

[メイン] DIYUSI : 「……貴方には、そうなっては欲しくない」

[メイン] ゼロロード : 「………………」

[メイン] ゼロロード : 「………のりこの行いは、止めることはできないよ」

[メイン] ゼロロード : 「ここで閉ざさない限りは、確実に日常は奪われるんだ」

[メイン] ゼロロード : DIYUSIと向き合う。
夕焼けの光が、二人を差し込み、影を作る。

[メイン] ゼロロード : 「先輩、そんなの歯痒いじゃないすか」

[メイン] DIYUSI : 「…貴方が見る未来が、貴方を苦しませるというのなら」

[メイン] DIYUSI : 「私は、それを変えてみせたい」

[メイン] ゼロロード : 目が、見開かれる。

[メイン] ゼロロード : 「……僕が何度もシミュレートしても、変えることができなかった未来を
 先輩が─────かい?」

[メイン] DIYUSI : コクリと、頷く

[メイン] DIYUSI : 「……だからお願いだ」

[メイン] DIYUSI : 「変える瞬間を見てて欲しい」

[メイン] DIYUSI : 「私達にその為の…時間を」
頭を下げる

[メイン] ゼロロード : 「─────!」

[メイン] ストリテラ : 「あなたが見せてくれた未来が、もし本当に来るのだとしたら…」
彼の顔をしっかりと見ます。

[メイン] ストリテラ : 「…その時は、私が引き受けますよ」
ニコリと笑顔を向けます。

[メイン] ストリテラ : 「あなたが手をかける必要はありません」

[メイン] ゼロロード : 「………ストリテラ」
赤の瞳を動かし。

[メイン] ゼロロード : 「………はは、なるほど………」

[メイン] ストリテラ : 「あなたはまだ子供じゃないですか。こんなことを続けていたらいつか潰れてしまいますよ」

[メイン] ゼロロード : 「………………」

[メイン] ゼロロード : 「……ぷっ」
思わず吹き出す。

[メイン] ゼロロード : 「一応、テロリストしてるんだけどね、僕
 ……それでも、そんなこと言っちゃうんだ、はは、本当に参ったな」
眉が下がる。

[メイン] ストリテラ : まあ私もウラの顔は似たようなものなんですけどね。

[メイン] ストリテラ : 「それに、私はあの場にいて話を聞いていましたが、あの2人に対して助けるとも助けないとも言っていませんしね」

[メイン] ゼロロード : 「はは─────じゃあ、君が万が一の際の……ストッパーになろうってわけだ」

[メイン] ストリテラ : 「まあそんなところです」

[メイン] ストリテラ : 「…が、」

[メイン] ストリテラ : 「少しだけでもいいので、猶予を与えてもらえませんか?ここにいる2人や、他の仲間はあの2人のためにやれるだけのことはやってみたいようなので」

[メイン] ゼロロード : 「………………………」

[メイン] ストリテラ : 「お願い、できませんか?」
彼の赤い瞳を覗き込みます。

[メイン] ゼロロード : 「……眩しいし、敵わないや」
ぽつりと、そう呟き、悲しそうに口角を少し上げる。

[メイン] ゼロロード : 少年は、黒のパーカーのポケットに、手を突っ込んだまま。
視線が徐々に、徐々に下がっていく。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……ストリテラさん、DIYUSIさん」
彼女たちの呼びかけは、真に願っていた。

[メイン] 胡蝶しのぶ : ”浄化”の未来への道を、通行止めの警備員として立ちはだかる者。
【ウラ】の者として、同じ【ウラ】を【オモテ】に出さないように責任を負う者。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 先ほどは、その圧迫感に塞がれてしまっていたが。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「…………そうすれば、私も監督として責任を取って首を斬りますか」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「これは、責任です。
 宣言通りの未来に変えられなかった、ということと」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「────あなたを、この道に手を染めてしまったこと
 同じ境遇のものとしての、責任です」

[メイン] 胡蝶しのぶ : ちらりと、夕焼けを背に立つ赤い瞳の少年に目を向けて。

[メイン] ゼロロード : 「………………」

[メイン] ゼロロード : 「………ま、そうなったらそうなったで」

[メイン] ゼロロード : 「全力で止めるけどね」
にこりと、優しく笑う。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 微笑み返して。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「優しい方ですね、あなたは。
 ……ですが、だからこそ……そんなあなたが、この道にいること」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「それ自体が許せません。
 あなたに起きた、全ての境遇が」

[メイン] 胡蝶しのぶ : そこで。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 微笑が崩れ、しのぶの顔は怒っているように見えた。
眉が下がり、口元はへの字に。少なくとも微笑んでいる姿は、みじんもなかった。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「私は、あなたほど明瞭な頭脳を持っているわけではありません
 故にあなたが私の事を知っていても、その逆はあり得ないんです」
知るには、ひと手間を加えないといけない。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「ですから」

[メイン] 胡蝶しのぶ :  

[メイン] 胡蝶しのぶ : ・”あなた”について
技能:交渉

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード : 拒否。

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード : しのぶに、にこりと笑う。

[メイン] ゼロロード : 「………ありがとう」

[メイン] ゼロロード : そして、しのぶの額に指を、優しく立て。

[メイン] GM :  

[メイン] ゼロロード : 「─────ま……不平等だったからね」

[メイン] ゼロロード : にこりと笑う。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「…………」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 同じ、だった。

[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ 胡蝶しのぶ ] ロイス : 3 → 4

[メイン] 胡蝶しのぶ : ぐっと、目頭が熱くなりかけて。
それを堪えながらも、ゼロロードの笑いに、笑いかける。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……よく、頑張りましたね」

[メイン] 胡蝶しのぶ : 指を触れる距離にいた、彼に対して。
その彼の頭を、優しく撫でた。

[メイン] ゼロロード : 「…………………………」

[メイン] ゼロロード : どこかその顔は、セルリーダーというよりも─────純粋な、少年のようで。
拒むことなく、しのぶの手を受け入れ。

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード : 《インスピレーション》

[メイン] ゼロロード : ・先輩、ストリテラ、しのぶさん、くくる、フロストリーフは

[メイン] ゼロロード : ─────運命を変えられるかい?

[メイン] GM : 10d10 HPを失う (10D10) > 61[6,8,6,9,4,1,9,7,7,4] > 61

[メイン] system : [ ゼロロード ] HP : 0 → -61

[メイン] ゼロロード : ─────ぐッ。

[メイン] ゼロロード : ………脳神経が、切れたかな。

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード : ─────そして少年は、3人よりも少し離れた位置に移動し。

[メイン] ゼロロード : 「わかったよ」

[メイン] ゼロロード : そして、手をゆっくりと掲げ。

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード : 《常勝の天才》

[メイン] ゼロロード : 対象は、先輩、ストリテラ、しのぶさんの3人だ。

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード : 「これ、おまじないね」

[メイン] ゼロロード :
       ゼロロード
「君達なら……"繰り返さない"かもしれないから、ね」

[メイン] ゼロロード : そして少年は、にこりと笑い。

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード : 《瞬間退場》

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] ゼロロード :  

[メイン] DIYUSI : 「……」
瞬間退場で消えていったゼロロードを見送り

[メイン] DIYUSI : 彼の影の残滓を背に

[メイン] DIYUSI : 駆けだす

[メイン] DIYUSI :  

[メイン] DIYUSI :  

[メイン] DIYUSI : ゼロロード ●親近感/不安
もう、悲劇を繰り返させはしない

[メイン] DIYUSI :  

[メイン] system : [ DIYUSI ] ロイス : 3 → 4

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : climax『Destiny』 登場:任意

[メイン] フロストリーフ : 46+1d10 登場/リザレクト (46+1D10) > 46+1[1] > 47

[メイン] 海咲野くくる : 66+1d10 登場/リザレクト (66+1D10) > 66+5[5] > 71

[メイン] system : [ フロストリーフ ] 侵蝕率 : 46 → 47

[メイン] DIYUSI : 66+1d10 登場/リザレクト (66+1D10) > 66+9[9] > 75

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] 侵蝕率 : 66 → 71

[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 66 → 75

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる : 相も変わらず、廃工場の中

[メイン] 海咲野くくる : でも、大きく変わったことが一つ

[メイン] 海咲野くくる : みんなの協力で、のりこちゃんを助けられるかもしれない方法がわかったのだ!

[メイン] 海咲野くくる : ────わかったのだ、けれど…

[メイン] 海咲野くくる : 「うわーー!!どうしよう!?」
頭を抱えてぐるぐる走り回る

[メイン] 海咲野くくる : のりこちゃんをお腹いっぱいにさせてあげる。
それが解決の道しるべ

[メイン] 海咲野くくる : でも…

[メイン] 海咲野くくる : 「食料が、なーーーい!」

[メイン] 海咲野くくる : そう、ないのだ。
フロストリーフが持ってきた菓子パンはとうにのりこのおなかの中へ

[メイン] フロストリーフ : なーい なーい… なーい……

[メイン] フロストリーフ : 廃工場に空しく声が反響していく……

[メイン] 海咲野くくる : 「買いに行くにも”ゼロロード”がいつ来るかもわからないし…うごごごごご」

[メイン] フロストリーフ : 「うむ……」
ぐるぐる走り回るくくるをぐるぐる回りながら目で追っている

[メイン] DIYUSI : そんな中、廃工場に駆け出す影

[メイン] DIYUSI : 「……来ないよ、ゼロロードは」
少し息を切らしながら、到着する

[メイン] 海咲野くくる : 「………へ?」
突然の報告に、しばしぽかんとした顔を見せ

[メイン] フロストリーフ : 「警備員。」
回りかけてる目を大きく開く

[メイン] 海咲野くくる : 「ええええ!?どういうこと…っていうかDIYUSIさん無事だったんだ!良かった!」
驚愕から喜びへ、表情をコロコロ変えていく

[メイン] DIYUSI : 「……少し事情が変わった、彼女を救う方法はある?」

[メイン] 海咲野くくる : 「あるよ!フロストリーフさんが見つけてくれた!」

[メイン] フロストリーフ : 頷きつつ警備員の様子から思案する
どうやら、向こうは大事にはなっていないらしい
……上手くやってくれた、ということなのだろう

[メイン] 海咲野くくる : 「それは…のりこちゃんをお腹いっぱいにさせてあげること!」

[メイン] DIYUSI : 「……お腹を一杯に?…それだけでいいの?」

[メイン] フロストリーフ : 「詳しくは省くが。今は一時的な暴走状態に過ぎないことが分かった。
 衝動を満たせば、自ずと沈静化する可能性がある。」

[メイン] DIYUSI : 「なる…ほど、」

[メイン] フロストリーフ : 「だが……」
くくるも考えていたことだが

[メイン] フロストリーフ : 「どれだけ満たせばいいか?それが分からない。」

[メイン] 海咲野くくる : 「そう。だからできるだけ沢山必要なの
 それに…食料を手に入れる手段がなかった、んだけど…」

[メイン] 海咲野くくる : DIYUSIをじっと見つめ

[メイン] 海咲野くくる : 「…3人で、ゼロロードを止めてくれたの!?」

[メイン] DIYUSI : 「止めた…というよりは」

[メイン] DIYUSI : 「約束、してきた」

[メイン] 海咲野くくる : 「約束…?」

[メイン] DIYUSI : 「……彼は、彼女が暴走して全てを壊す破滅の未来を見ていた」

[メイン] DIYUSI : 「そしてそれは、変える事が出来ないと…」

[メイン] DIYUSI : 「…だから、約束した、その未来を変えると」

[メイン] フロストリーフ : 「…………」
静かに話を聞く

[メイン] DIYUSI : 「だから、凍結では駄目」

[メイン] DIYUSI : 「彼が…納得しない」

[メイン] 海咲野くくる : 「なる、ほど…」
破滅の未来と聞いて、ゴクリ、と唾を飲み込む

[メイン] 海咲野くくる : 「でも…約束してくれた……」

[メイン] 海咲野くくる : 「なら」

[メイン] 海咲野くくる : 「私も全力で手伝うよ! みんなでのりこちゃんを助けるんだ!」

[メイン] DIYUSI : 「くくる…」

[メイン] フロストリーフ : 「元から、自分の手で望む運命を掴むと……
 そのつもりでお前たちは頭を下げたと思う。……違うのか?」

[メイン] DIYUSI : 「フロストリーフ…」

[メイン] 海咲野くくる : 「もっちろん違うよ! 破滅の未来なんて辿り着かせないもん!」
フロストリーフの言葉に、焚きつけられたように鼻息を荒くして

[メイン] DIYUSI : 「……ありがとう、二人共」
いつも変わらない、彼女の表情が

[メイン] DIYUSI : 少し、笑った気がした

[メイン] フロストリーフ : 「フフ……それならつまり、心配や不安は今更ということだ。
 今は前だけを見ることだな」

[メイン] 海咲野くくる : 「…うん!」
────私には、一緒に走ってくれる仲間と、支えてくれる仲間と…
沢山の仲間がいる。なら大丈夫

[メイン] DIYUSI : コクリ、頷く

[メイン] 海咲野くくる : 「よし! そうと来れば…」
ぐっと、両の手に力を込めて

[メイン] 海咲野くくる : 「……行こう!買い物に!」
ばっと、手を突き上げた

[メイン] フロストリーフ : この、一人の人間の未来を決める局面において買い物という日常的すぎる言葉に肩の力が抜けかけ

[メイン] フロストリーフ : ……それでいいのかもしれない

[メイン] DIYUSI : 「うん、行こう」

[メイン] フロストリーフ : 「行くか」
ゆるり、手を突き上げた

[メイン] DIYUSI :  

[メイン] DIYUSI : 能動判定

[メイン] DIYUSI : 知識:道路
人を避け、止まらない道を割り出す

[メイン] GM : 6

[メイン] DIYUSI : (4+1)dx 知識:道路 (5DX10) > 10[2,2,10,10,10]+8[4,6,8] > 18

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────DIYUSIは、街の構造を瞬時に割り出した。
駆け出す足は、止まることを知らないだろう。

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] フロストリーフ : 「─────というわけでメイプルトリックには、調達用の経費を用意してもらいたい」

[メイン] フロストリーフ : 「おっと……私は先ほど質問の余地も無く任務の担当になった、フロストリーフだ」

[メイン] メイプルトリック : 『─────なるほどねぇ』

[メイン] メイプルトリック : 通話口の向こうから聞こえる、少女の飄々とした声。

[メイン] メイプルトリック : 『"オーヴァードの保護"のために─────そういうわけだね?』

[メイン] フロストリーフ : 「理解が速くて助かる。」

[メイン] メイプルトリック : 『………はは、赤字も赤字になりそうだけど、まぁでも』

[メイン] メイプルトリック : 『利潤追求なんざハナから念頭に置いちゃいないからね、ウチは』

[メイン] メイプルトリック : 『いいよ、追加予算は』

[メイン] メイプルトリック :  

[メイン] メイプルトリック :  

[メイン] メイプルトリック : 5dx+2 調達判定 (5DX10+2) > 9[1,2,2,4,9]+2 > 11

[メイン] メイプルトリック :  

[メイン] メイプルトリック :  

[メイン] メイプルトリック : 『─────ま、"どっか"から出しておくよ』

[メイン] フロストリーフ : 「……思ったより、良い対応を受けられて驚いている」

[メイン] メイプルトリック : 『はは、何のことやら』

[メイン] フロストリーフ : 「とぼけられると礼が言えなくなるからやめてくれ。
 ありがとう。」

[メイン] メイプルトリック : 通話口の向こうで、へらへらとした笑い声が聞こえるだろう。

[メイン] メイプルトリック : 『好きにやるといいさ、現場の好きに、ね』

[メイン] メイプルトリック : 『─────君達のサポートをするのが、私の仕事だしね~』
誤魔化すように、鼻歌を唄っているようだ。

[メイン] フロストリーフ : 「良い歌だな。終わったら曲名を教えてくれ」

[メイン] メイプルトリック : 『えー?君って音楽好きだったのかいー?』

[メイン] フロストリーフ : 「うん?ああ、お陰様で──」

[メイン] フロストリーフ : 「(受話器が揺さぶられるような激しい音)」

[メイン] フロストリーフ : 「──っと。ああ、すぐ切る。」

[メイン] メイプルトリック : 『─────あいよーっと』

[メイン] メイプルトリック : ─────あちゃー、まーた支部のお金使っちゃったや。

[メイン] メイプルトリック : またウチの子達に怒れるなーこりゃ、いやぁはは。

[メイン] フロストリーフ : 通信途絶。

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる : 調達:食べ物をいーっぱい買うよ

[メイン] 海咲野くくる : (2+1)dx 【社会】 (3DX10) > 6[6,6,6] > 6

[メイン] 海咲野くくる : 妖精の手!

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] 侵蝕率 : 71 → 75

[メイン] 海咲野くくる : 1dx+10 (1DX10+10) > 2[2]+10 > 12

[メイン] 海咲野くくる : 妖精の輪!

[メイン] system : [ 海咲野くくる ] 侵蝕率 : 75 → 79

[メイン] 海咲野くくる : 1dx+20 (1DX10+20) > 1[1]+20 > 0 (ファンブル)

[メイン] 海咲野くくる : 🌈

[メイン] 海咲野くくる : 21!

[メイン] 海咲野くくる :

[メイン] DIYUSI : 調達:食料

[メイン] DIYUSI : オリジン:サイバー
社会判定+2

[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 75 → 77

[メイン] DIYUSI : (2+1)dx+3 調達 (3DX10+3) > 5[2,3,5]+3 > 8

[メイン] DIYUSI : 妖精の手、一つを10に変更

[メイン] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率 : 77 → 81

[メイン] DIYUSI : 1dx+13 (1DX10+13) > 10[10]+2[2]+13 > 25

[メイン] DIYUSI : 25

[メイン] DIYUSI :

[雑談] system : [ DIYUSI ] 侵蝕率B : 1 → 2

[メイン] フロストリーフ : …でも、これだけの食料をどうやって運ぶんだ?

[メイン] フロストリーフ : ……←意味深に無言

[メイン] フロストリーフ : 意味深に調達:レンタカー

[メイン] GM : 貨物自動車がー

[メイン] GM : 購入30です

[メイン] フロストリーフ : なそ
にん

[メイン] フロストリーフ : 後先考えないからこうなるんだ。

[メイン] フロストリーフ : まあ……このくらい、一人でいいさ。

[メイン] フロストリーフ : 2dx+4>=30 (2DX10+4>=30) > 9[5,9]+4 > 13 > 失敗

[メイン] フロストリーフ : まあ、水を差すのも悪い。

[メイン] フロストリーフ : くくるのロイス昇華

[メイン] フロストリーフ : Sロイス指定、GR扱いで達成値+15

[メイン] フロストリーフ : まだ足りない……

[メイン] フロストリーフ : でも、これ以上の迷惑はかけられないんだ。

[メイン] フロストリーフ : ロイス取得
メイプルトリック
「この恩には必ず。」

[メイン] system : [ フロストリーフ ] ロイス : 4 → 5

[メイン] フロストリーフ : 即タイタス化して昇華、達成値+1D

[メイン] フロストリーフ : 1d10+28>=30 (1D10+28>=30) > 3[3]+28 > 31 > 成功

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────フロストリーフは、死に物狂いで、財力を吐いた。

[メイン] GM : 猛獣がその腹を満たすのに必要な食料の、運送手段を手に入れた。

[メイン] フロストリーフ : 来週、お気に入りのアーティストがニューアルバムを出すはずだったんだが……
お預けだな

[メイン] フロストリーフ : まあ、頭を下げてくれる相手には十分な誠意を見せられた
頭を下げるべき相手にはもう迷惑をかけすぎた

[メイン] フロストリーフ : 残るのは私だけだから仕方ないな

[メイン] フロストリーフ :

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] のりこ : 「う゛あ゛う゛ーーーーーーー!!!」

[メイン] のりこ : のりこは、廃工場にこれでもかと運ばれる食料の山を
食らい、食らい、食らい、食らい尽くした。

[メイン] のりこ : のりこは、中学生相当の少女であり、体も小さい方なのだが
どこに食べ物が入っていくのやらと思ってしまうほどに
あっという間に、3人が全力で調達した食料は、全て無くなった。

[メイン] のりこ : そして、のりこは、くくるの方を向き。

[メイン] のりこ : 『腹一杯ダ』

[メイン] のりこ : 『アリガトウ─────』

[メイン] のりこ : その言葉を最後に

[メイン] のりこ :  

[メイン] のりこ :  

[メイン] のりこ : 《野獣本能》は、解除される。

[メイン] のりこ :  

[メイン] のりこ :  

[メイン] のりこ : そして、憑き物が降りたように、少女は倒れそうに─────。

[メイン] ポーラベア : 「─────っと」

[メイン] ポーラベア : 優しく、それを受け止める。

[メイン] ポーラベア : 「………………」

[メイン] ポーラベア : もう、時を操るエフェクトは行使していない。
のりこの暴走は、衝動は、完全に鎮まったのだ。

[メイン] ポーラベア : 「…………」
そして、のりこを抱え、あなた達の方へ向かい。

[メイン] ポーラベア : 「─────のりこのこと、任せた」

[メイン] ポーラベア : 「………俺は……人を、殺し過ぎたわな」

[メイン] ポーラベア : そしてポーラベアは、あなた達に、静かに眠るのりこを渡し
踵を返し、廃工場を去って行った。

[メイン] ポーラベア : 灰煙が、夜の空へと消えていく。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : バックトラック

[メイン] のりこ : 102-2d 2倍振り (102-2D10) > 102-14[10,4] > 88

[メイン] system : [ のりこ ] 侵蝕率 : 102 → 88

[メイン] ポーラベア : 131-9d10 2倍振り (131-9D10) > 131-37[2,7,1,1,1,8,6,10,1] > 94

[メイン] system : [ ポーラベア ] 侵蝕率 : 131 → 94

[メイン] GM :

[メイン] GM : 二人の親子は、衝動に呑まれる存在にならず
"日常"へと、帰還する。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : その後、ポーラベアは"特調"に自首し、捕まった。
公安警察特殊犯罪調査室、通称"特調"は、警察庁が管轄する
反オーヴァード的な、対レネゲイド国家組織の一つである。

[メイン] GM : 彼らの唱える"ジャーム"とは、UGNの定義するジャームとは異なるものだ。
侵蝕率100%を超えた者に対し、超法規的措置を取るのがUGNに対し
スレイヤーズは、将来的に自我を失い、災害を引き起こす人物を"ジャーム"と認定し、その暗殺を行なってきた。

[メイン] GM : ゆえに、非オーヴァードや、オーヴァードに対する暗殺任務も
当然のことながら、ポーラベアは受け持ってきた。

[メイン] GM : 殺してきた者の中には、家族がいる者だっていた。

[メイン] GM : ─────のりこは、取り残された家族の一人だった。

[メイン] GM : ポーラベアは、暗殺対象の始末を終え、立ち去ろうとするも。
少女の、無垢な瞳から目を背けることができなかったのだ。

[メイン] GM : それが、この親子の出会いであった。

[メイン] ポーラベア : ……今更、大切なもんができて、やっぱ殺しやめますってのは
今まで殺してきた奴らに対して、失礼にも程があるからな。

[メイン] ポーラベア : ─────刑に服す、それが俺のケジメだ。

[メイン] ポーラベア : ………悪いな、狡い大人で。

[メイン] ポーラベア : ……………。

[メイン] ポーラベア : ………のりこのこと、後は頼んだぜ、嬢ちゃん達。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] DIYUSI : ED 《Over the Rainbow》
登場:DIYUSI

[メイン] DIYUSI :  

[メイン] DIYUSI :  

[メイン] DIYUSI : 「………」

[メイン] NEL姉貴 : 「あっ、やっと目が覚めた」

[メイン] NEL姉貴 : 「こんな世界で会うなんて奇遇ね、DIYUSI」

[メイン] DIYUSI : 「NEL…」

[メイン] NEL姉貴 : 「お腹空いたでしょ、案内してあげるわ」

[メイン] NEL姉貴 : 「まだ、色々と知らないこと多いだろうから」

[メイン] NEL姉貴 :  

[メイン] NEL姉貴 : ~~~~~~~~~~

[メイン] NEL姉貴 :  

[メイン] DIYUSI : そして少し、時は流れ…

[メイン] DIYUSI : 「……NEL、決めたよ」

[メイン] DIYUSI : 「私も……彼らと共に戦う」

[メイン] NEL姉貴 : 「……無理しなくていいのよ?あっちの世界で疲れたでしょう」

[メイン] NEL姉貴 : 「戦わずとも、普通に生きていたって罰は…」

[メイン] DIYUSI : 首を、横に振る

[メイン] DIYUSI : 「……私は、先の地で多くの罪を犯してきた」

[メイン] NEL姉貴 : 「……あれは貴方の問題じゃない、寧ろ悪いのは…」

[メイン] DIYUSI : 「違うんだ、NEL」

[メイン] DIYUSI : 「それだけじゃないんだ…」

[メイン] DIYUSI : 「私は……」

[メイン] DIYUSI : 「もう、選択しない事で、後悔したくない」

[メイン] NEL姉貴 : 「……そっか」

[メイン] NEL姉貴 : 「…ホント強くなったね、もうお姉さんビックリしちゃった!」

[メイン] DIYUSI : 「……選択するって事は」

[メイン] DIYUSI : 「貴方が教えてくれたことだよ、NEL」

[メイン] NEL姉貴 : 「……」

[メイン] NEL姉貴 : DIYUSIを、ぎゅっと抱きしめる

[メイン] NEL姉貴 : 「……前の世界ではごめんなさいね、貴方の温かい心を、私は弄んだ……」

[メイン] DIYUSI : 「その心をくれたのはあなただよ、NEL」

[メイン] DIYUSI : 「……NEL、一つ、お願いしていいかな?」

[メイン] NEL姉貴 : 「何?」

[メイン] DIYUSI : 「私に、使命を与えて欲しい」

[メイン] DIYUSI : 「……私は”警備員”、警備員は神聖な任務を受けている…」

[メイン] DIYUSI : 「だけど、私はそれを失った、指標が無いのは……少し不安だ」

[メイン] NEL姉貴 : 「…そういう事なら」

[メイン] NEL姉貴 : 「無茶をしない事」

[メイン] NEL姉貴 : 「そして…日常を大事にする事」

[メイン] NEL姉貴 : 「必ず生きて、この日常に戻ってきなさい」

[メイン] DIYUSI : 「……」

[メイン] DIYUSI : コクリ

[メイン] DIYUSI :  

[メイン] ストリテラ :  

[メイン] ストリテラ : ending「storyteller」登場:私

[メイン] ストリテラ :  

[メイン] ストリテラ :  

[メイン] ストリテラ : こんにちは。ストリテラです。

[メイン] ストリテラ : 私は今、探偵事務所にて、今回の事件についての手記を書いています。

[メイン] ストリテラ : 手記『獣と殺し屋たち』について。

[メイン] ストリテラ : いつか命を奪うかもしれないもの、命を奪うことをやめたもの、命を奪われないために奪うもの。

[メイン] ストリテラ : それぞれにどうしようもない理由や、譲れない理由があって引き起こされた事件でした。

[メイン] ストリテラ : 共に事件解決に挑んだ皆さんの尽力により、誰も傷つくことなく無事解決することができました。

[メイン] ストリテラ : 今回の事件のキーパーソンだった獣の少女は保護されることになりました。

[メイン] ストリテラ : 聞いたところによると、彼女は今のところは落ち着いているようです。

[メイン] ストリテラ : 近々、様子見がてら何か差し入れを持っていこうかと思っています。

[メイン] ストリテラ : 彼の代わりに引き受けるといった手前、放置するわけにはいきませんからね。

[メイン] ストリテラ : ……彼が危惧した未来、そんな日が来ないことを切に願います。

[メイン] ストリテラ : 私はともかく、彼女の父親や、関わった皆さんが悲しみますからね。

[メイン] ストリテラ : そして、もしそんな日が来たときは、私はここにいることはできなくなるかもしれません。

[メイン] ストリテラ : その時は彼のセルにでも雇ってもらいましょうか?

[メイン] ストリテラ : ふふ。っと笑い、手記を書く手を止め、一息つきます。

[メイン] ストリテラ : すると、コンコンと事務所の扉がノックされました。

[メイン] ストリテラ : あら?依頼人でしょうか、それとも…。

[メイン] ストリテラ : 立ち上がり、ゆっくりと扉の方へと向かいノブに手をかけて。

[メイン] ストリテラ :                 日常   非日常 
さて、この扉の先に待つ物語は【オモテ】か【ウラ】か。

[メイン] ストリテラ :  

[メイン] ストリテラ :  

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる : ending「日常のプランクトン」登場:海咲野くくる

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる : 館長日誌 X月X日

[メイン] 海咲野くくる : 今日も、問題なく業務を終えた。
お魚やペンギンたちも、健康そのもの。

[メイン] 海咲野くくる : 警備員のDIYUSIさんもきちんと警備をして、私たちを見守ってくれている。

[メイン] 海咲野くくる : そして、新人ののりこちゃんも。
まだ生き物たちに怖がられているみたいだけど、お仕事はしっかりこなしてくれている。

[メイン] 海咲野くくる : 以後、明日の予定等が続く

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる : 「ふう…」
日誌を閉じる。
こういった仕事も、大事な館長の役目だ

[メイン] 海咲野くくる : ……今日の仕事風景を、思い浮かべる

[メイン] 海咲野くくる : のりこちゃんが、ペンギンにエサを与えようとして。
警戒して寄って来ない

[メイン] 海咲野くくる : (のりこちゃん、ちょっと悲しそうだったな…)

[メイン] 海咲野くくる : 野獣本能────本能的に、猛獣と化してしまう
それゆえ生き物たちから恐れられる

[メイン] 海咲野くくる : (でも…)

[メイン] 海咲野くくる : ペンギンたちも、最初より慣れてきているような気がする
のりこちゃんの対応が丁寧で優しいからだろうか

[メイン] 海咲野くくる : ────野獣本能の効果。それは、あくまで研究者が定めた、一つの言葉の定義に過ぎない

[メイン] 海咲野くくる : だったら…その定義と違う奇跡だって、起こったっておかしくない

[メイン] 海咲野くくる : 私はその可能性を信じる
だって、ゼロロードとだって、ポーラベアとだって約束を交わせたのだから

[メイン] 海咲野くくる : 「……難しい考えはやめやめ!」

[メイン] 海咲野くくる : のりこちゃんが日常を過ごせている
今はそれだけでいい

[メイン] 海咲野くくる : それに、私のわがままを、支えてくれる沢山の仲間がいる
だから、心配なんてない

[メイン] 海咲野くくる : 私は日常のプランクトン
たとえ小さくても、世界を支える一つであるために

[メイン] 海咲野くくる : 明日もお仕事を頑張るのだ

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] 海咲野くくる :  

[メイン] のりこ :  

[メイン] のりこ : 「お仕事、頑張る……!」

[メイン] のりこ : 飼育員の作業服を着た、まるで海苔みたいに前髪を切った少女は
今日も、眩しくも暖かい太陽の下で、動物達のお世話をするために
怖がられようとも、自分のことを助けてくれたくくるちゃんやDIYUSIちゃん、そして他のみんなのためにも、パパのためにも

[メイン] のりこ : 気持ちのいい汗を袖で拭い取りながら
新たな日常を楽しむように、日々頑張っていた。

[メイン] のりこ : 「……くくるちゃん」
ふと、一緒に清掃作業中に声を掛ける。

[メイン] のりこ : そして、にこりと笑い。

[メイン] のりこ : 「……ありがとうね!」

[メイン] のりこ : ────アリガトウ。

[メイン] のりこ : その声は、二重に聞こえたかもしれない。

[メイン] のりこ :  

[メイン] のりこ :  

[メイン] のりこ :  

[メイン] 胡蝶しのぶ : ending「夢のような話」

[メイン] 胡蝶しのぶ :

[メイン] 胡蝶しのぶ : 任務はこうして終わった。
聞いたところによれば、普段であれば時間も掛かるものの、起こっていた交通整備の影響により、早くUGNにも連絡が通ったのだとか。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 書き連ねた報告書を、束ね。
万年筆を置き、支部の窓から青空を見上げる。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 『"ゼロロード"は情報通りの圧倒的なレネゲイドを放っており、彼単体で考えるのであれば強力なオーヴァードであると言える。
 しかしこちらの対応に応じる理性があったと見受けられ、今回の任務ではエージェント
による被害はなかった。"ゼロロード"に対する対応優先度を考慮したいため、このFHエージェントの情報は"蟲柱"にも連絡して頂きたい。』

[メイン] 胡蝶しのぶ : つまり、彼女は、UGNに"ゼロロード"の管轄を任せて欲しいと懇願した。
判断を任せて欲しい、と。

[メイン] 胡蝶しのぶ : こう報告書を書いた以上、もし対処を間違え怪我人が出たのなら私が刃を向けたと同じ。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 毒を食らわば皿まで。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 少し仕事が増えますが、これも選択した内でしょう。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 顔を見上げて、青空を眺めていればふと。
ひらひらと窓の縁に蝶が止まる。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……これは、珍しい」

[メイン] 胡蝶しのぶ : ぼそりと呟き、思い直す。
どうして、FHエージェント相手に同情心を見せるような真似をしてしまったのだろう、かと。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 今回の任務での、くくるさん、DIYUSEIさんたちの真摯な、他人に思う願いに感化されたというのもあるけれど。

[メイン] 胡蝶しのぶ : ……重ねて見えてしまった。

[メイン] 胡蝶しのぶ : ……家族が殺されたということは、この非日常では起きうることだ。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 類にも漏れず、それは私とて同じ。
父を、母を、そして姉を。ジャームによって大切なものたちが消えていく時に広がる、無力感の鉄の味は噛み締めたつもりだ。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 「……まだまだ、エージェントとしては甘いですね」

[メイン] 胡蝶しのぶ : "過去"ジャームに復讐を誓った女は、にこりと微笑んで、笑いかける。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 彼が奪われてしまった人生は、もう取り戻されない。

[メイン] 胡蝶しのぶ : しかしもし未来。
お互いの過去を分かち合える時が来たなら。

[メイン] 胡蝶しのぶ : それこそが、"繰り返されるべき"日常なのでしょう。

[メイン] 胡蝶しのぶ : 虹の羽を持つ蝶は、羽ばたいていった。

[メイン] 胡蝶しのぶ :

[メイン] 胡蝶しのぶ :

[メイン] 胡蝶しのぶ :